銀座ツバメプロジェクト

ツバメは古巣にやってくる習性があります。そのためビルの建て替えなどで古巣がなくなるとツバメが減ってしまいます。アスファルトで覆われた都会では巣作りのための土が足りないこともツバメを減らす原因です。そのような都会で、人工巣を使ってツバメを呼び戻す活動を始めました。モデルケースとして、東京の銀座でツバメの復活に取り組んでいます。

2019年3月7日に、老舗デパートの松屋銀座にあるツバメの古巣のそばに、人工巣をひとつ取り付けさせてもらいました。銀座で毎年ツバメがヒナを育てる場所は、この松屋の一カ所だけになっています。

昨年はこの古巣を巡ってツバメ同士がケンカをしていたので、もうひとつ巣があれば2家族が暮らせるかもしれません。ツバメは集まって営巣しますから、松屋周辺からツバメの居場所を増やしていくことで、銀座にツバメを呼び戻したいと願っています。

ツバメブログの関連記事

人工巣はカラスに見つかりやすい位置にあるので、カラス避けを設置しました 。

老舗デパートの松屋銀座に付けさせてもらっている人工巣3つのうち、2つが利用されています。

松屋銀座東館の搬入口の蛍光灯の上に巣があったのですが、その蛍光灯が取り外されてしまったため、代わりの人工巣を設置させてもらいました。松屋銀座には2019年にひとつめの人工巣を付けさせてもらっていて、これで人工巣は3つめです。

3月11日に取り付けた松屋銀座のツバメの人工巣。お隣にある本物の巣ではツバメ夫婦が子育てしていたのですが、人工巣が空き家のままでした。しかしついに6月14日の夜、人工巣でツバメ夫婦が眠っているのが見つかりました。

銀座にツバメを復活させようと、3月7日に松屋銀座の古巣のそばに、人工巣をひとつ取り付けさせてもらいました。昨年はこの古巣を巡ってツバメ同士がケンカをしていたので、もうひとつ巣があれば2家族が暮らせるのではというねらいです。