カラス対策
近年では、ツバメの一番の天敵はハシブトガラスです。ハシブトガラスも春から夏は繁殖期なので、自分ヒナに食べさせるためにツバメのヒナや卵を狙いますす。 カラス対策の基本は、巣の前面に障害物を作ってツバメは通れるけどカラスは通れないようにすることです。ひも、ネット、すだれなどを使う方が多いようです。テグス(釣り糸)は鳥に見えないので、ツバメやカラスがぶつかって怪我をすることがありますから使わないようにしましょう。なお、ツバメが驚いて巣を放棄することがないよう、カラスよけはツバメが抱卵を始めてから設置しましょう。抱卵を始めたツバメは、ちょっとやそっとのことでは巣を放棄しなくなります。
カラス避けの基本はひも張りです。紐の間隔は20センチほどにしておくと、ツバメは通れてカラスは通れません。ひもの上下はしっかり壁に付けてください。
巣の下方にフン受けがあると、ひもを張りやすくなります。(写真: 小川美奈子)。
ひもを張りにくい場合は、天井から針金を垂らす方法もあります。この写真では園芸支柱を使っています。万が一落下しても怪我をしないように先端にテープを巻いてあります。(写真: 小川美奈子)。
これはよくない例です。ひもを垂らしただけではカラスが入ってきます。ひもの両端を壁や天井に接着しましょう。
100円ショップのダイソーで売っている園芸用ネット(編目20cm)で巣を覆っています。ツバメは羽をすぼめて、上手に網をくぐり抜けます。
網の目をくぐる様子をアニメーションでご覧下さい。
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