分布

世界のツバメ

ツバメは世界のほとんどの国で見られる野鳥です。春から夏にかけて北半球の中緯度から広い範囲で繁殖し、冬になると北半球の熱帯地方から南半球で越冬します。ツバメは地域によって複数の亜種に分かれていて、ほとんどは渡りをしますが、中東やエジプトの亜種は留鳥になっています。アルゼンチンは北アメリカで繁殖しているツバメの越冬地ですが、1980年代初頭に一部のツバメが繁殖を始め、いまでは10~3月に春全賃で繁殖し、アルゼンチンが冬になる4~9月は中米に渡るという逆転した渡りの習性を持つようになりました。

世界のツバメの分布

日本のツバメ

ツバメは日本では北海道から奄美大島までで繁殖しています。北海道の個体数はあまり多くなく、道南では本州でよく見るように住宅に巣を作りますが、それより北では牛舎や厩舎に営巣していることが多いようです。奄美大島より南の島々では渡り時期に通過するだけで繁殖はしていません。

ツバメはある程度の広さの陸地でないと繁殖しないらしく、小笠原諸島も渡りの中継地です。しかし伊豆諸島では昔は繁殖していなかったのですが、近年はツバメが繁殖するようになっています。

日本のツバメの分布(環境省鳥類繁殖分布調査)