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ツバメブログの研究論文を紹介した記事へのリンクです。

ヨーロッパ−アフリカのツバメの渡り 2016年07月02日

この研究では、イタリア国内の3地点の繁殖地で2010年と2011年の7月にツバメにジオロケーターを装着しました。その結果、ツバメたちはアフリカのカメルーンを中心とする半径1000kmの一帯で越冬することが分かりました。さらに、この研究では103羽という多数のツバメの行動を分析することで、ツバメの渡りに関する多くの謎を解き明かしました。
  アメリカ大陸の東部と西部で繁殖するツバメは越冬地が異なっている 2016年07月02日

電波発信機を付けられないような小さなサイズの野鳥の渡りを追跡するジオロケーターという装置があります。北米の5地点で、繁殖しているツバメにジオロケーターを装着して越冬地までの渡りを追跡した研究論文が出たので、ご紹介しましょう。
ツバメのフンで土壌汚染調査 2017年04月27日

2017/4/23の日経新聞にあった記事ですが、ツバメのフンを分析してその地域の重金属汚染を調べることができるのだそうです。これは名城大学の大浦健教授らによる研究で、ツバメはヒナを育てている期間は巣のすぐ近くで餌の虫を捕っているので、周囲の土壌の重金属を体内に取り込んだ虫をツバメが食べ、フンとして排出されたものを分析すると、そのあたりの重金属汚染がわかるのだそうです。
ツバメがどんな虫を食べているかの調査 2014年07月03日

ツバメはどんな虫を食べているのでしょうか? ツバメは口の中に小さな虫を入れたまま巣にやって来て、それをヒナの口に押し込むので、外から見ていても虫の種類を知ることはできません。ツバメがどんな虫を食べているかは、わずかな観察情報から想像するほかなかったのですが、千曲川の鼠橋(緯度, 経度=36.42650, 138.18856)という場所で親ツバメがヒナに運んでいる虫を調べた調査の報告書が見つかったので、内容をご紹介します
台湾のツバメ−渡りと留鳥を換羽の違いで区別する 2012年05月24日

今回は台湾にいるツバメの個体群を換羽状態の違いで識別した研究を紹介します。台湾では、現地で繁殖するツバメと、台湾より北の日本、そしてロシアから渡ってくるツバメが見られるのですが、換羽の進行度合いの違いによって、この三種類を区別しようとした研究です。
換羽の段階が異なるツバメの群がいることに気づいて、飛翔しているツバメの写真撮影によってそれらの比較を行ったことは、斬新な発想だと思います。
アカハラツバメについて 2012年03月15日

渡り時期や越冬期に見られる、腹の一部や全体に赤味のあるツバメが「アカハラツバメ」と呼ばれることがあり、ロシアで繁殖しているツバメだと言われています。「アカハラツバメ」を捕獲してDNAでも調べてみないことには、実際にどこから来たツバメなのかは分からないのですが、インターネットでロシアのツバメの写真を探してみたので、ご紹介します。
チェルノブイリ事故と、放射線によるツバメの異常 2011年04月28日

福島第一原発は放射性物質の封じ込めに時間がかかるようですが、1986年4月に起きたチェルノブイリ原発事故では、放出された放射性物質のために周辺地域のツバメに異常が現れているそうです。
ツバメの離婚その2 2010年10月23日

以前に、ツバメ夫婦のオスメス両方が翌年も生きていた場合の離婚率の話を書きましたが、同じ巣場所にメスより遅れて戻ってきたオスの痛い様子を、日野の自然を守る会の「日野の自然 2010年9月号」に金子凱彦(よしひこ)さんが書かれているのを読みました。ちなみに、東京都日野市は管理人の住処です。
尾羽の長いツバメのオスほどメスにもてる 2010年04月12日

これはおそらくツバメについてなされた一番有名な研究で、要約すると次のようなものです。
1.オスのツバメの尾羽を少し切り取って短くする。
2.切り取った尾羽を別のオスの尾羽に継ぎ足して長くする。
3.すると長い尾羽のオスは短い期間でメスとつがいになり、短い尾羽のオスはつがいになるのに長い日数がかかった。
4.その結果、尾羽の長いオスはたくさんのヒナを巣立たせることができた。
生まれた場所へ戻る一歳ツバメと、よそへ行く一歳ツバメ 2009年06月20日

大阪で行われたツバメの足輪調査では、子育てをした成鳥が高い率で同じ場所に戻ってくるのに比べ、そこで生まれたツバメはわずかしか戻ってこないことが分かっています。それでは、1歳ツバメはどこへ行くのでしょうか? 1歳ツバメがどこへ行くのかは調べるためには、ものすごく広い範囲で足輪調査をしないと分からないので大変難しいのですが、繁殖地に戻ってくる1歳ツバメのうち、どれくらいがその場所で生まれたツバメで、よそからどのくらいの1歳ツバメがやってくるのかを調べれば、生まれた場所に残るツバメとよそへ行くツバメの割合が分かるはずです。
ツバメ夫婦の離婚率は62.5% 2006年11月03日

2006年10月27日〜29日に岡山大学で開催された日本動物行動学会第25回大会で、上越教育大学の新井絵美さんたちが、ツバメの夫婦が翌年も同じ相手と夫婦になるとき(あるいは、夫婦にならないとき)の行動について発表されました。
環境破壊で尾羽の長いオスツバメが増える? 2006年07月08日

尾羽の長いオスツバメほど、メスにとっては魅力的なのだという説を聞いたことのある方はけっこういらっしゃると思います。つまり、ツバメの尾羽はクジャクの尾羽のミニチュア版のようなもので、派手な尾羽のオスほど身体能力が高く、メスの人気が得られるのだというのです。
ツバメのヘルパーについて2 2006年06月26日

皆さんのツバメ日記にときどき書かれている、両親以外のツバメが給餌を手伝っている行動(ヘルパー)について、以前からよく調べてみたいと思っていました。ちょうど、ゆきさんからもご質問があったので 、この機会にヘルパーについての研究を調べてみました。
ヒナのいるツバメの巣は、3.5キロ離れた場所に時速129.6メートルで移動できる 2007年02月16日

ひさしぶりに「役に立たない知識」の二回目を書きます。今回はヒナがいるツバメの巣を移動させる実験をした話です。この実験のように3.5キロもの移動を試みる人はいないと思いますが、ツバメの巣が壊されそうなとき、少し離れた場所に移設する、ときには役に立つ知識だと思います。
ツバメは3メートル泳ぐことができる 2006年07月01日

ツバメのヘルパーについて調べていたとき、米国鳥類学会(American Ornithologists' Union)の研究誌「Auk」の1970年第3巻に次のような短報を見つけました。なお短報とは、それまで知られていなかった学術的価値のある事実の発見を報告するための短い記事のことです。

Swimming ability of the Barn Swallow
(ツバメの水泳能力について)