ツバメの集団ねぐらとは

子育てを終えた親ツバメと巣立った若鳥ヒナたちは、日中は数十羽ほどの小群でエサの虫を捕りますが、夜になると数千〜数万羽にもなる集団でねぐらをとります。水辺のヨシ原が最も好まれるねぐら場所ですが、街路樹や竹藪、電線、沖縄ではサトウキビ畑のねぐらも知られています。

東京都府中市の多摩川河川敷にある集団ねぐら(写真提供 渡辺仁)


広島県廿日市(はつかいち)市の電線ねぐら(ツバメネット2004の登録写真より)
この場所の2005年のツバメ日記


東南アジアの集団ねぐら

日本を去ったツバメたちは東南アジアで冬を過ごします。環境省が行っている足輪調査によると、日本のツバメは、台湾、フィリピンからマレー半島、インドネシアという地域で冬を過ごすことが分かっています。
越冬地では、数万羽以上のツバメが電線にとまって夜を過ごす集団ねぐらが東南アジア各地で知られています。電線ではなく、日本で見られるような自然のなかのねぐらもあると思われますが、ツバメをはじめとして東南アジアの野鳥の生態はほとんど分かっていないため、越冬地でのツバメについての情報はほとんどありません。


足輪調査で判明したツバメの越冬地
(渡り鳥アトラス 鳥類回収記録解析報告書スズメ目編1961年-1995年 環境省より)







マレーシアのツバメ集団ねぐら。左上2枚はkabong。その他はSarikei(写真提供 加藤和明)