ツバメのフン受けを付けられない場所や、食品売り場のように少しでもフンが落ちては困る場所にツバメが巣を作ってしまうこともあります。そうしたときに少し離れた場所にツバメの巣作りを誘導することができないかと考え、ツバメのフン受けのイラストを描いていただいている小川美奈子さんに本物そっくりの人工巣を製作してもらいました。

 人工巣は自作することができますので、作り方は小川美奈子さんの人工巣の作り方のページをご覧下さい。また、NPO法人やまぼうしで販売も行っています。なお、ツバメは巣作りに好みの場所がありますから、人工巣を付けると必ずやって来るわけではありません。ツバメが巣場所を探しに軒先にやってきているようなお宅では、人工巣を付けてあげると、そこで子育てをする可能性があります。

最近の人工巣設置状況
 東名高速道路 鮎沢パーキングエリア

人工巣を使ったツバメの引っ越し作戦

2014年に、埼玉県杉戸町の道の駅アグリパークゆめすぎとで、人工巣を使ったツバメの引っ越し実験を行いました。
そして2016年には6カ所の人工巣でツバメが子育てをしました。こちらのブログ記事をご覧下さい。
 ツバメの人工巣、満員です(2016/5/1)
 ツバメが人工巣を「盛る」ことについて(2016/6/13)

 

以前のトイレ入口の様子。巣は入口天井の内と外にあります。巣の下にフンを受ける段ボールを設置していましたが、フンが落ちたときに、運悪く人が通りかかるかもしれません。

 
 

まずトイレ天井にネットを張り、ツバメがこの場所を利用できなくしました。5mmのテグス製のネットで、視認性が高く、さらにピンと張られているためツバメが絡まることはありません。2枚の段ボールは、古巣がツバメに見えないように置いてあります。ネットを張る前の時点で、すでに1つの古巣にツバメ夫婦が巣材を運んでいました。

 
 

女子トイレ内に設置した人工巣。古巣に入れなくなったツバメ夫婦が人工巣を使っていることを、三日後に確認できました。

 
 

 トイレ外側の壁に設置した人工巣。左側のアルミ製窓枠に巣作りしようとしていたツバメが、人工巣を設置した翌日から利用し始めました。人工巣の上に、自分でさらに土を盛っています。