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 ツバメの翼の下の脇腹のあたりには長い羽毛が生えていて、それが翼の上にはみ出して白いモワモワしたものが見えることがあります。2007年のツバメかんさつ全国ネットワークでは、このようなモワモワ羽毛がツバメに広く見られる特徴なのかをアンケート調査しました。ツバメブログで行ったアンケートの呼びかけに応じて、11都県から情報を寄せていただきました。

まずモワモワ羽毛が見えるツバメですが、北は山形県から南は山口県までモワモワ羽毛の目撃情報をいただきました。全国の様子までは分かりませんが、特定地域にいるツバメの特徴ではなく広い範囲で見られる特徴だと考えてよさそうです。

アンケート情報をまとめると、この長い羽毛は春にツバメが飛来したときにはすでに生えていて、ツバメの動作によって翼の上に見え隠れするようです。大きくなったヒナにもモワモワ羽毛は生えています。

モワモワ羽毛が見えるのは、ツバメが体(羽毛)を膨らませている時や、羽繕い、休息中など、どちらかというと静止状態に近いときに見られるというお答えを多くいただきました。ただし写真を見てモワモワ羽毛を思い出してくださった方が少なくないようなので、ツバメがせわしく動いているときの写真は撮影しにくいですから、そのようなときにモワモワ羽毛が見えていても記録に残りにくい可能性があります。

ツバメのモワモワ羽毛のように長い羽毛が翼の上にはみ出している様子は他の野鳥では見かけませんが、これはツバメだけの特徴なのか、それとも他の鳥にも似たような羽毛を持っているのに翼の上に出てこないだけなのか、さらに調べてみたいと思います。

手がかりをご存じの方は、ぜひ情報をお寄せ下さい

さっそく情報をいただいたので、こちらのページをご覧下さい。

オス・メス・ヒナの誰がモワモワ? モワモワの
はみ出し度
はみ出している時期 天気・気温など、気づいたこと
山形県 オス・メスどちらも。 1円玉の大きさ 4月に飛来してきた時から。 寒い時期に羽を膨らましていると、モワモワが見える。
福島県 オスで気づいた。   6月末頃に気づいた 気温とは関係なさそう。
新潟県 オスに多いようだ。    
埼玉県     4月中旬に飛来たときから。 気温とは関係なさそう。はみ出しはリラックスしているときに多いように思う。ヒナの世話をしているときの写真には、モワモワがはみ出しているものがない。一方、電線に留まって羽繕いしているときや、休息しているとき、就寝中はモワモワが多い。
千葉県 オス・メスともあり。     羽ずくろいをしてから、全身の羽毛を振るわせるように膨らませると、そのあとでモワモワが出ていた。
神奈川県 幼鳥も成長もはみ出しているが、成鳥ではオスの方がよく見かける。 少しの時も、たくさんの時もある。 4月中旬に飛来してまもなく。 お天気に関係ないが、朝夕に多いようだ。
神奈川県 モワモワあり。     体を膨らましているときに多いようだ。
東京都 モワモワあり。    
長野県 オスに多いようだ。   3月に飛来したときから。 寒いときに多いように思う。
兵庫県(北部) オスに見かけた。 初めは1cmくらいで、そのうち2〜3cmくらい。 6月中旬に気づいた 気温とは関係なさそう。
山口県 オス・メスどちらも。    






アンケートに答えて下さった皆さんにいただいたモワモワ羽毛の写真です。

脇腹の長い羽毛が翼の上にはみ出して、モワモワして見えます。 巣立ちビナにも、モワモワがあります。
羽繕いしているところですが、脇腹に長い羽毛があるのがよく見えます。 左と同じ角度ですが、別のツバメの写真です。